NBRP Rat No: 0890 |
系統名: F344-Hspa8m1Kyo |
通称: KKラット、F344-kk/Kyo |
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研究責任者: |
庫本高志 京都大学大学院医学研究科 〒606-8501 京都府 京都市左京区吉田近衛町 日本 |
Tel: 075-753-4494 Fax: 075-753-4409 |
Email: kuramot@anim.med.kyoto-u.ac.jp |
保存状況: |
胚 精子 生体 |
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毛色 |
albino |
近交世代数 |
F21(2017.12.28) |
利用条件 |
利用者は事前に寄託者の提供承諾書を得ること。 商用に使用する際には、本同意書とは別に、寄託者と契約を結ばねばならない。 |
分類 |
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コマーシャルブリーダー |
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研究分野 |
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遺伝子 |
kk |
由来 |
F344/NSlcを対象としたENUミュータジェネシスにより作製したSv2a遺伝子ミスセンス(L174Q)変異体より出現。寄託するKKラットでは、このSv2a変異は除かれている。
ホモ個体は、5-6週齢ごろより歩行異常を示す。以後急激に神経症状は進行し、削痩、死亡する。
歩行異常の発見者(Kenta Kumafuji)の名前にちなみ、変異遺伝子をkkと称する。 |
特性など |
ホモ個体は、5-6週齢で歩行異常を示す。歩行異常発症後3-4週間で症状と削痩が進行し、死亡する。
病理学的には脊髄、延髄、小脳に神経軸索ジストロフィーを認める。 |
繁殖・維持方法 |
ホモ個体は雌雄とも生殖可能な週齢に達するまでに歩行異常を示し、交配は困難。
そのため、ヘテロ同士の交配を行い維持している。 |
遺伝診断法 |
①CycleavePCR法によるSNP検出または②シークエンス法により、原因遺伝子の変異を検出する。 |
参考文献 |
Tanaka M, Fujikawa R, Sekiguchi T, Hernandez J, Johnson OT, Tanaka D, Kumafuji K, Serikawa T, Hoang Trung H, Hattori K, Mashimo T, Kuwamura M, Gestwicki JE, Kuramoto T.
A missense mutation in the Hspa8 gene encoding heat shock cognate protein 70 causes neuroaxonal dystrophy in rats.
Front Neurosci. 2024 Feb 6:18:1263724. doi: 10.3389/fnins.2024.1263724. |
系統情報 |
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