系統

系統:	LEXF RI strains
キーワード:	リンパ腫、白血病
由来:	1997年に埼玉がんセンターにおいてF344/DuCrjラットとLE/Stmラットから樹立したリコンビナント・インブレッド系統。F344/DuCrjラットはCharles River社より導入した。LE/Stmラットはシカゴ大学がん研究所のBen May LaboratoryのLong Evans ratsクローズドコロニーより分与を受け、兄妹交配により50代以上維持されていた。23代目のF344/DuCrjオスを父とし、51代目のLE/Stmメスを母とする両系のF2から兄妹交配を23代以上行い、24（うち亜系13系統を含む）のRI系統が樹立された。
表現型・病態:	全系統でPNUを経口投与により67～100%に白血病を誘発。うちT－リンパ腫は4～100%の発生。
病因（原因遺伝子）:	T－リンパ腫発生に関して 5 loci、発生期間に関して3 lociの遺伝子関与が想定された。 リンパ腫発生には多数の遺伝子が関与。
臨床への応用、有用性:	リンパ腫発生、白血病の研究
維持機関:	財団法人 動物繁殖研究所
文献:	Lui LM, Shisa H, Hiai H. Further characterization of LEXF RI strains of rat. Rat Genome 4(881):13-25, 1998 Lu LM, Shisa H, Tanuma J, Hiai H. Propylnitrosourea-induced T-lymphomas in LEXF RI strains of rats: genetic analysis. Br J Cancer. 80(5-6):855-61, 1999 Shisa H, Lu L, Katoh H, Kawarai A, Tanuma J, Matsushima Y, Hiai H. The LEXF: a new set of rat recombinant inbred strains between LE/Stm and F344. Mamm Genome. 8(5):324-7, 1997
執筆者記録:	森田眞紀（京都大学）2003年3月, TS:4/24/03
close window to return to the search page.