系統: |
BN-mc (Microphthalmos rat) |
キーワード: |
小眼球症 |
由来: |
1984年1月京都大学より分与を受け兄妹交配により維持されていたBN/fMai系のF10に雌1、雄1の小眼球症個体が、丹羽らにより発見され、分離育成された。 |
表現型・病態: |
遺伝性小眼球症。
両側性の小眼球症で、腹部に大白斑を有す。
家系調査による小眼個体の出現率は正常雌と正常雄の交配では22.7%、正常雌と小眼雄の交配では46.7%、小眼個体間の交配では94.5%。
繁殖状況はBN系と比べてやや悪いが、系統育成上問題はない。小眼球症は生後3週齢までに肉眼的に判定可能。眼球の大きさは正常眼球より明らかに小さく、形状は球形、形が崩れているものなど個体差がみられる。眼球軸長:3.6 mm (正常5.8 mm)眼球赤道直径:3.4 mm (正常5.9 mm)眼球総重量:0.04 g (正常0.22 g)大白斑は小眼球症と共に出現、BN系にみられるアイリッシュと比べ明らかに大きいが、大小の変異がみられる。 |
病因(原因遺伝子): |
常染色体劣性遺伝 |
臨床への応用、有用性: |
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維持機関: |
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文献: |
丹羽愛樹、大野京子、加藤志津香、近藤恭司
遺伝性小眼球症ラットの育成
第5回日本疾患モデル動物学会記録 1988年 |
執筆者記録: |
森田眞紀(京都大学)4/1/2003, TS:4/21/03 |
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