系統: |
WKAH.C-hts/Tj (WKAH congenic rat with LEC-hts) |
キーワード: |
がん・腫瘍、肝炎・肝がん |
由来: |
LECラットにおける肝炎発症原因遺伝子(hepatitis, hts)を正常ラットWKAH/Tjへバッククロスにより導入。N8世代でホモ化を試み、最終的にはN8F4世代でホモのWKAH.C-hts/Tjコンジェニックラットをえた。 |
表現型・病態: |
血中セルロプロスミン活性の異常低下と肝内銅の異常蓄積を引き起こす。60週を越えたWKAH.C-hts/Tjラットは慢性肝炎状態を継続しているものの、肝の過形性結節や癌を認めることはできなかったWKAH.C-hts/Tjラットの遺伝的バックグラウンドはWKAHラットの遺伝的バックグラウンドと一致。 |
病因(原因遺伝子): |
LECラットにおける肝炎発症原因遺伝子(hepatitis, hts)。生化学的遺伝マーカー21種類を用いWKAH.C-hts/Tjの遺伝的バックグラウンドを調べたところ、WKAHラットの遺伝的バックグラウンドに完全に一致した。 |
臨床への応用、有用性: |
肝炎・肝がん |
維持機関: |
徳島大学医学部附属動物実験施設 |
文献: |
松本耕三、酒井徹、山田宜永、Moralejo DH、Milocco SN、Wei K、日野明子、泉啓介、Yang FQ、鈴木泰夫
LECラット肝炎原因遺伝子、hts導入 コンジェニックラット(WKAH.C-hts/Tj)の特性
第43回日本実験動物学会総会講演要旨 1996 |
執筆者記録: |
森田眞紀(京都大学)4/9/2003, TS:4/30/03 |
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