系統
系統:  Wistar-derived cataract rat 
キーワード:  白内障 
由来:  Wistar系ラットから自然発生した遺伝性白内障ラット。1985年から1995年の10年間維持。現在は維持を打ち切り全く存在せず (2003.03.19)。 
表現型・病態:  水晶体線維の膨化、核の残存等が原因となり水晶体前極部に空胞を形成これが白濁と認められる。 眼球は生後10日齢から老齢になるまで正常に比べて小さい。特にホモ個体では明らかな小眼球症。 性成熟に関して正常ラットと有意差なし。妊娠率は正常に比べて低い。 
病因(原因遺伝子):  常染色体単純優性の遺伝性白内障。 
臨床への応用、有用性:  白内障 
維持機関:  現在維持されていない 
文献:  高橋寿太郎、長岡孝子、宮崎厚樹、安田泰久 Wistar系ラットに発生した白内障の遺伝的分析とその繁殖性について 第33回日本実験動物学会講演要旨 1986年 鎌田博之、高橋寿太郎、安田泰久 遺伝性白内障ラットの組織学的、生化学的変化について 第7回日本疾患モデル動物学会記録 1990年 
執筆者記録:  森田眞紀(京都大学)4/11/2003, TS:4/30/03 
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