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 京都大学大学院医学研究科
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京都大学 動物実験施設外観
    Institute of Laboratory Animals
    Graduate School of Medicine, Kyoto University
    

京都大学医学部附属動物実験施設報 第2号

学 部 長 挨 拶


京都大学大学院医学研究科・医学部
   研究科長・学部長 本 庶 佑


 医学研究における動物実験の重要性は今さら指摘するまでもなくすべての研究者が痛感しているところであります。
 本学附属動物実験施設は昭和47年5月1日に設立され、昭和49年6月30日に現在の建物が竣工し今日にいたっております。この25年の間に動物実験を取り巻く研究環境は大きく変貌しております。実験動物の要求は極めて多彩になっております。多系統の純系動物は言うに及ばず、SPFや無菌条件での飼育動物、さらには多くの遺伝子改変動物(トランスジェニックマウス及び遺伝子ターゲットマウス)などの導入は動物実験施設に当初の計画では想像もできなかった多様な対応とまた困難な問題を課しております。このような研究者の多様なニーズに動物実験施設がこれまで真剣に取り組まれ、限られた施設と人員の中から最大限の努力をされてきたことは医学部のすべての研究者が深く感謝しているところであります。しかしながらこの問題の解決はなかなか容易ではありません。国際的な共同研究のための遺伝子改変マウスを動物実験施設に直接導入できないことが多いという研究者の不満がある一方で、動物の管理に細心の注意をはらわねば他の動物の維持に重大な支障をきたすという相反する問題があります。このような状況の中で研究者のニーズに添った、便利でしかも安全な動物実験施設を新たに作り出す努力をして行く必要があることを多くの医学部関係者が痛感しております。
 ここに動物実験施設報第2号が発刊されるにあたり、このような問題に立ち向かっておられる動物実験施設関係者に敬意を表するとともに、ますますの研究の発展を期待して、学部長の挨拶といたします。


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