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 NBRP Rat No: 0875 系統名 :    W-Tg(Slc32a1-cre)1_4Fusa 通称: VGAT-Cre-BACTg1_4
 研究責任者:   加藤総夫
 所属機関名:  東京慈恵会医科大学神経科学研究部
  住所:   〒105-8461 

 東京都 港区西新橋3-25-8

 日本
 電話番号:  03-3433-1111(ext.2396)  Fax: 03-5400-1231  fusao@jikei.ac.jp
 近交世代数:  F2, F3 
   
 毛色:  
 保存状況:
 
 白色
  胚           精子          生体
  利用条件:  利用者は、研究成果の公表にあたって謝辞の表明を必要とする。
利用者は、下記に定める寄託条件の範囲で利用する。この場合、利用者は事前に寄託者の提供承諾書を得る。
1.利用者は(以下略)研究あるいは教育の目的のみ本リソースを使用する。
2.本リソースの性質には未解明の部分があることを認識し、慎重かつ適切な注意を払って本件リソースを使用する。
3.本リソースを診断目的を含めてヒトに使用してはならない。
4.本リソースを使用した研究成果を科学雑誌に発表する際には、寄託者に事前に連絡・相談すること。
5.本リソースを、寄託者の許可なしに第三者に譲渡できない。
6.本リソースを、商業目的に使用してはならない。
7.本リソースを使用した研究成果を公表する際(口頭、ポスター、原著論文、総説)、以下を付記すること。
「本リソースは、糸原重美博士(理化学研究所)が開発したVGAT-Cre BACコントストラクトを用いて、包括型脳科学研究推進支援ネットワークのリソース・技術支援(責任者:小林和人博士<福島県立医大>分担者:柳川右千夫博士<群馬大>の支援を受けて加藤総夫博士・渡部文子博士<東京慈恵会医科大学>によって作製された。
8.本リソースを使用した研究成果が論文発表された際には、写しを一部送付すること。
加藤総夫(fusao@jikei.ac.jp)
柳川右千夫(yuchio@gunma-u.ac.jp)
糸原重美(shitohara@brain.riken.jp) 
 分類:   Inbred   Segregating   Congenic   Consomic    Recombinant 
  Coisogenic   Spont. Mutant    Transgene   Ind. Mutant    その他  
  コマーシャルブリーダー:   
 研究分野:   糖尿病・肥満    脳神経疾患   眼疾患    歯科疾患   循環器系疾患・高血圧
  がん・腫瘍   代謝、内分泌    耳鼻疾患   発生   感染症
   骨形態異常   消化器疾患   皮膚疾患    生殖器疾患   免疫・アレルギー疾患
   行動・学習   血液疾患   泌尿器疾患   薬理学   その他  脳神経科学(VGAT陽性神経細胞においてCre依存的に特定分子発現操作を行うのに有用である)
  対照動物   レポーター遺伝子動物  
 遺伝子: Slc32a1 (solute carrier family 32 (GABA vesicular transporter), member 1) promoter, cre
 由来: 2014年、 C.B.S.Nリソース・技術支援(責任者:福島県立医科大学・小林和人博士、分担者:群馬大学・柳川右千夫博士)によって、BACトランスジェニック法により作出された(コンストラクト作製:理化学研究所脳科学総合研究センター・山川和弘博士)。同年、東京慈恵会医科大学に輸送され、NBRP Rat No: 0734のレポーターラットとの交配によりCre発現部位を確認した。以降同大学にて飼育維持されている。バックグラウンド系統: Crlj:WI。導入遺伝子:VGAT(Slc32a1:マウス)、カナマイシン耐性遺伝子(大腸菌)、Cre(P1ファージ)、polyA signal(SV40 virus). ※詳細情報:VGAT遺伝子を含むマウスBACクローン(クローン番号:RP23-392-P11)を用いて、VGATプロモーター下流にCre遺伝子、polyA付加シグナル、ネオマイシン/カナマイシン耐性遺伝子を挿入した。本改変BACを用いてBACトランスジェニック法により作製。 
 特性など: マウス小胞型GABAトランスポーター(Slc32a1, VGAT)プロモーターおよびその下流にCreリコンビナーゼが外来性に組み込まれている。この動物に対し、loxP配列を保有するウイルスベクターの感染、または、loxP配列を保有する動物との交配を行うことにより、VGAT陽性GABA作動性神経特異的にCre-loxPシステムによる組換え反応を引き起こすことができる。 ※なお、1_4, 2_5, 3_5, 5_9の4ラインが寄託されているが、すべてサザンブロットの結果から3コピーであることが分かっている。#0839 (3_5)では、被殻、扁桃体中心核などにおいて、レポーターラットとの交配により目的遺伝子の発現が確認されているが、その他のラインについては精査中。(2017年3月時点) 
繁殖・維持方法: 野生型Wistarとの通常交配。ヘテロで維持。 
 遺伝診断法: PCR法によりCre配列を認識し、陽性個体を選別する。 プライマー配列Cre-F: GCAGAACCTGAAGATGTTCGCGAT, Cre-R: AGGTATCTCTGACCAGAGTCATCC 反応液: Milli Q up to 10 µl・10x Ex buffer 1 µl・dNTP 1 µl・Primer Cre-F (10 pmol/ul) 0.2 µl・Primer Cre-R (10 pmol/ul) 0.2 µl・DNA 0.5 µl・Ex Taq Hot start (TAKARA) 0.075 µl/Total 10 µl Program: 95°C, 3 min; (95°C, 30 sec; 60°C, 30 sec; 72°C, 1 min) x 35; 72°C, 7 min; 10°C, pause Product: Cre; 656 bp 
  参考文献: 別ライン「W-Tg(Slc32a1-cre)3_5Fusa (NBRP Rat No. 0839)」のみ
Soma S, Yoshida J, Kato S, Takahashi Y, Nonomura S, Sugimura YK, R&#237;os A,
Kawabata M, Kobayashi K, Kato F, Sakai Y, Isomura Y. Ipsilateral-Dominant Control
of Limb Movements in Rodent Posterior Parietal Cortex. J Neurosci. 2019 Jan
16;39(3):485-502. 
 追加の系統情報: