English
NBRP Rat No: 0669
系統名
:
F344.Cg-
Du Tyr
C
/Kyo
通称: downunder rat
研究責任者:
庫本高志
所属機関名:
京都大学大学院医学研究科附属動物実験施設
住所:
〒606-8501
京都府 京都市左京区吉田近衛町
日本
電話番号:
075-753-4494
Fax: 075-753-4409
kuramot@anim.med.kyoto-u.ac.jp
近交世代数:
N8F2
毛色:
保存状況:
downunder
胚
精子
生体
利用条件:
利用者は事前に寄託者の提供承諾書を得ること。
商用に使用する際には、本同意書とは別に、寄託者と契約を結ばねばならない。
分類:
Inbred
Segregating
Congenic
Consomic
Recombinant
Coisogenic
Spont. Mutant
Transgene
Ind. Mutant
その他
コマーシャルブリーダー:
研究分野:
糖尿病・肥満
脳神経疾患
眼疾患
歯科疾患
循環器系疾患・高血圧
がん・腫瘍
代謝、内分泌
耳鼻疾患
発生
感染症
骨形態異常
消化器疾患
皮膚疾患
生殖器疾患
免疫・アレルギー疾患
行動・学習
血液疾患
泌尿器疾患
薬理学
その他
対照動物
レポーター遺伝子動物
遺伝子:
由来:
Downunder(Du)変異は、2005年7月13日に、米国より導入した雄のファンシーラット(個体名はComing Home, 2005年1月30日生)に由来。TM/Kyo雌と交配しF1を得た。その後、F3まで兄妹交配。F3の雄個体(#313)をWTC/Kyo雌と交配し、F3+1(2006年10月18日生)を得た。その後F3+4世代まで兄妹交配。2008年12月24日にF3+4世代の個体から精子を採取し、凍結保存。 顕微授精法を用いて、凍結精子をF344雌の胚と授精、2009年8月19日に産子を得る。この産子をF344/NSlcに戻し交配し、N2世代を得る。同様にN8世代まで戻し交配を行い、その後兄妹交配。2012.3.15生れの個体は、N8F2に達している。
特性など:
Downunder変異をヘテロにもつラット(ダウンアンダーと呼ぶ)は、背中の斑模様が太くなり、それが鏡に映し出されたように腹側に現れる。これは、マウスのみならず他の生物でも知られていない非常に珍しい被毛パターン。この特徴的なパターンは、hooded変異をホモに持つ場合(頭巾斑変異)に観察される。また、優性遺伝し、ホモ接合体は胎生致死である。
繁殖・維持方法:
Du/+(ダウンアンダー)と+/+(頭巾斑)との交配で維持してる。 遺伝的背景はF344/NSlcとなっているが、Tyrosinase座位は有色のCアレルのホモ(C/C)となっており、アルビノ(c/c)ではない。
遺伝診断法:
原因遺伝子不明のため遺伝子診断できない。
参考文献:
Genetic analyses of fancy rat-derived mutations.
Kuramoto T, Yokoe M, Yagasaki K, Kawaguchi T, Kumafuji K, Serikawa T.
Exp Anim. 2010;59(2):147-55.
追加の系統情報: