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 NBRP Rat No: 0603 系統名 :    W-Tg(Gh1as)Nibs 通称: ミニラット Nts:Mini rat
 研究責任者:   布谷鉄夫
 所属機関名:  財団法人日本生物科学研究所
  住所:   〒198-0024 

 東京都 青梅市新町9丁目2221番地の1

 日本
 電話番号:  0428-33-1056  Fax: 0428-33-1036  s-nobuko@nibs.or.jp
 近交世代数:  F46 (May 2010) 
   
 毛色:  
 保存状況:
 
 albino (c)
  胚           精子          生体
  利用条件:  利用者は事前に寄託者の提供承諾書を得ること。また、このラットの使用にあたりましては以下の条件を厳守願います。1.学術研究に従事する非営利機関の研究に用いること。なお、開発、販売等商業的な目的に用いる場合は(財)日本生物科学研究所と利用について契約を締結すること。2.分与されたラットを第三者に再分与しないこと。3.ラットを使用した成果を公表する場合は、ラットが(財)日本生物科学研究所のものであることを明記すること。4.使用の結果、何らかの損害を被っても(財)日本生物科学研究所には責任を問わないこと。 
 分類:   Inbred   Segregating   Congenic   Consomic    Recombinant 
  Coisogenic   Spont. Mutant    Transgene   Ind. Mutant    その他  
  コマーシャルブリーダー:   
 研究分野:   糖尿病・肥満    脳神経疾患   眼疾患    歯科疾患   循環器系疾患・高血圧
  がん・腫瘍   代謝、内分泌    耳鼻疾患   発生   感染症
   骨形態異常   消化器疾患   皮膚疾患    生殖器疾患   免疫・アレルギー疾患
   行動・学習   血液疾患   泌尿器疾患   薬理学   その他  小型なため長期飼育試験に有用
  対照動物   レポーター遺伝子動物  
 遺伝子: antisense strand for rat Gh1
 由来: ラット成長ホルモン(Gh1)プロモーター、甲状腺ホルモンレスポンスエレメント(TRE)4コピー、ラットGh1 cDNAに対するアンチセンス配列から成る融合遺伝子をJcl:Wistarラット胚に導入したトランスジェニックラット(Matsumoto, 1993)。1992年、株式会社エヌティーサイエンスにて作製し、2003年にその所有権を財団法人日本生物科学研究所が継承した。長崎大学大学院医歯薬学総合研究科において生体維持されてきた。参考文献1(Matsumoto, 1993)中の1ライン(TRE4 910329-32)に由来する。(Jun 21, 2010) 
 特性など: ラット成長ホルモン(Gh1)に対するアンチセンス鎖を発現し、下垂体における成長ホルモンを用量依存的に抑制する。10週齢における体重が雄150g前後、雌140g前後と小型である。ホモ個体ヘミ個体いずれにおいても、血清成長ホルモン量の減少が認められる(Matsumoto, 1995)。ヒトの成長ホルモン単独欠損症のモデル動物、身体的発育障害や脳発育に対する成長因子の好適なモデル動物となる可能性が考えられる。(Jun 21, 2010) 
繁殖・維持方法: ヘミとホモ接合の雌雄双方の個体において生殖能力を有している。 
 遺伝診断法: RT-PCR法 
  参考文献: Matsumoto K, Kakidani H, Takahashi A, Nakagata N, Anzai M, Matsuzaki Y, Takahashi Y, Miyata K, Utsumi K, Iritani A.
Growth retardation in rats whose growth hormone gene expression was suppressed by antisense RNA transgene.
Mol Reprod Dev. 1993 Sep;36(1):53-8.
 
 追加の系統情報: