レポーター遺伝子導入ラットとは
GFP、DsRed、Luciferase等のレポーター遺伝子を導入したトランスジェニックラットは、移植研究や幹細胞研究等に有用です。
全身あるいは脳や肝臓等の局所にレポーター遺伝子を発現するラットを利用することができます。
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* よくある質問 *
よく利用される系統は?
よく利用される系統の概要をリストにしました。それぞれの系統情報ページをご確認下さい。
実験に適した系統を選ぶには?

研究目的・実験方法によりいくつかの選択ポイントがあります。
・ バックグラウンド系統
・ プロモーター
・ レポーター遺伝子
・ 保存状況
・ 参考文献
…近交系由来、アウトブレッド由来など様々です
…プロモーターによってレポーター遺伝子の発現部位が異なります
…レポーター遺伝子によって検出方法が異なります
…胚保存の場合、提供までに半年から1年かかります
…すでに文献等で報告されている系統です
NBRP-Ratでは、遺伝子の発現部位や発現強度等は確認していません。寄託者情報、系統使用文献を基に情報を提供しています。
研究目的に適当な系統であるか否かを含め、詳細については研究者自身で確認していただく必要があります。
系統名はどう見るの?
例: DA-Tg(CAG-lacZ)19Jmsk
Tgは導入遺伝子を意味します。
DA系統にTg(CAG-lacZ)19Jmskを導入しています。
CAGはプロモーター、lacZはレポーター遺伝子、19はライン名、Jmskはラボコードを表します。
ラット系統の命名は Guidelines for Nomenclature of Mouse and Rat Strains、ラット遺伝子および遺伝子座の命名は Guidelines for Nomenclature of Genes, Genetic Markers, Alleles, and Mutations in Mouse and Rat のガイドラインに従っています。
ただし、命名規約に規定されていない内容もあるため、詳細は系統情報のページや参考文献を確認する必要があります。
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