Yoshimi Lab

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ヒトを模倣したモデルで生命を理解し、医療へつなぐ

 生命現象を理解するためには、生体の中で遺伝子がどのように働き、その変化がどのような表現型として現れるのかを直接調べることが重要です。近年、CRISPR-Cas9をはじめとするゲノム編集技術の発展により、生体のゲノムを精密に、そして大きなスケールで操作することが可能になってきました。こうした技術の進歩は、生命科学や医学研究に新しい可能性をもたらしています。
 本研究室は、2026年4月に京都大学医学研究科附属動物実験施設に立ち上げた新しい研究室です。実験動物学とゲノム編集技術を基盤として、ヒトの生命現象や疾患の理解に役立つ動物モデルの開発や、次世代型ゲノム操作技術の研究に取り組んでいます。特に、ヒトの遺伝子領域を動物のゲノムに導入する「ゲノムヒト化モデル」、大規模なゲノム改変を可能にする新しい「次世代型遺伝子操作技術」の開発、に関心を持って研究を進めています。ゲノムヒト化モデルは、ヒト疾患の発症機構の理解だけでなく、遺伝子治療や核酸医薬など新しい治療法の評価にも重要な役割を果たすと考えています。「次世代型ゲノム操作技術」は、疾患の原因遺伝子の理解から診断、さらには治療への応用までをつなぐ基盤技術になると考えています。また、こうした研究を支える基盤として、世界的なラットバイオリソースの整備や拡充にも取り組んでいます。
 実験動物を通して生命やゲノムの仕組みを理解し、その知見を医学や医療の発展につなげていくことが本研究室の目標です。志を同じくする学生や研究者とともに、新しい研究を進めていきたいと考えています。本研究室では、研究だけでなく学会発表や共同研究などを通して、多くの経験を積んでもらえる環境をつくりたいと思います。興味を持っていただいた方からの積極的なご連絡をお待ちしています!

吉見 一人

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